
おひさま応援団
OHISAMA
2025.5.21
くまちゃんコラム「しつけ」
~くまちゃんコラム~
おひさまと風の子サロン副理事長で
元京都府福知山児童相談所相談・判定課長の鳩摩元敬一さんによる
子育てや子育て支援にまつわるコラムを不定期でご紹介します。
【しつけ】
「しつけ」といった場合、子どものしつけは二つに分けられる。
1.幼児期の、家庭内での衣食住に関わる基本的習慣のしつけ
2.学童期(児童期)における社会でのマナー
である。
親は、服装や食べ方などはよく注意してしつけておられるが、最近気になることがある。
それは、「入浴」のしつけである。
家でタオルなどは親が容易(または用意してあって)子どもは服を脱いで入るだけなのかもしれない。
そうすると、大きくなって青年期に公衆浴場や公共の温泉に行ったとき、タオルを持たないで入浴する光景をよく見かけるようになった。
湯上りにどうやって体を拭くのかと思ったら、何と手や足、顔をドライヤーで乾かしているではないか!
バスタオルだけは持ってきているという青年はまだいい方なのだろう。
これは特異な例かもしれないが、あまりのことに驚いた。
笑い話で済むのだろうか。
親の「しつけ」をもう一度考えてみたくなる光景であった。